エンジニアの能力や評価を可視化するのは、容易なことではない。ソフトウェアエンジニアの権威トム・デマルコは「測定できないものは改善できない」と言うとおり、エンジニアの育成を効率的に進めるためには、エンジニアのスキルセットを測定することが不可欠だと言えるが、いまだ決定的なスキームは確立されておらず、各社で試行錯誤を繰り返しているのが現状だ。そんな中、株式会社オロではエンジニア育成において、ユニークな取り組みを行っているという。同社コミュニケーションデザイン事業部 クリエイティブグループ 黒河俊樹氏と社長室 人材採用グループ 篠倉寛樹氏に話を聞いた。
◆ オロは社員の寄稿によるエンジニアブログを運営。「WebGLのような3Dを気軽に実装するCSS技」「Aux Patternの紹介」などを公開しています。
エンジニアのスキルは、どう測る?
――オロでエンジニアのスキルセットを測定しようという動きが生まれたのは、いつ頃からですか?
黒河俊樹氏(以下、黒河):長年、エンジニアのKPI設定に苦戦している状態が続いていたことと、新卒採用を始めたら、能力にばらつきが見られたこともあり、まずはスペックを把握しようと、4年ほど前から技術的な領域レベルで「これできる? あれできる?」とヒアリングして、カルテのようなものを作るところから始めました。
オロで以前から他部署で使われていた、機能ごとに必要なレベル感を示してある“戦闘力表”と呼ばれるものがあったので、それを真似ながらExcelで作ってみました。はじめは自己申告で5段階の数値で入力してもらい、その後、他の人からの評価も踏まえて精査していったのですが、うちは普段から和気藹々とした雰囲気なので、みんなノリノリでやってくれましたね。
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市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)
1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学習書と開発者向け...
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野本 纏花(ノモト マドカ)
フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・セルフブランディ...
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