大手ナビ媒体中心では採用が難しくなっている
本トークセッションに先立ち、ギブリ― 執行役員 エンジニア事業 codecheck事業部長の山根淳平氏が、新卒のエンジニア採用に起こっている変化について言及しました。
以前はエンジニアも一括採用で問題なく採用できましたが、現在ではプロジェクトの現場によって求められる技術やスキルが異なり、それに合わせて人材を採用しなければなりません。採用手法もイベント、オファーサービス、リファラルなど多様化しており、大手ナビ媒体中心では求職者獲得が難しくなっているとのこと。長期勤務を前提とし、入社後に育成することが当たり前の時代にはカルチャーフィットを重視して採用を行っていましたが、最近はスキルフィットを確認してから採用を進めるという流れが増えているそうです。
採用の正攻法も、エントリーを大量に獲得してから面接で段階的に落としていくのではなく、優秀な人材をピンポイントで巻き込んでいく方法が主流。過去には3〜6回の面接で自社にフィットする人材を見極めていましたが、現在はより短期間でその人材のスキル、フィット感を見極めなければなりません。
また、使用する技術が多様化する現在、エンジニア採用の成功法は1つに限定されず、企業によって異なります。そのため、採用数だけでなく、現場が求める質にもコミットしていく必要があると山根氏は強調。「人事は現場がどのようなエンジニアを求めているかを理解し、人材を見極め、魅力付けを行っていく必要があると思います」と結びました。