マイナビは、26卒予定の全国の大学生・大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2026年卒 大学生キャリア意向調査3月1日『就職活動・進路決定』」の結果を発表した。
26卒の内々定率は43.1%で、前年比8.8ポイント増
3月上旬の内々定の保有率は前年から8.8ポイント増加し、43.1%となった。
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文理別に見ると、いずれも前年より増加傾向であるが、特に理系学生の増加率が高く、55.5%(前年比15.2ポイント増)と半数を超えた。
25卒の企業の採用充足率は70.0%と、現在の採用スケジュールとなった17卒以降最低となり、26卒の採用については一層厳しくなると考える企業が増えているという。こうしたことから、競合他社よりも早く優秀な学生と出会いたいと考える一部の企業で、政府の定めるスケジュールに先駆けた採用選考が行われ、内々定率の上昇に影響していると考えられると同社は述べる。
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内々定率は高まるも、就職活動を継続する学生は8割以上
現時点で内々定を保有しながらも就職活動を継続する学生は前年から4.8ポイント増加し、29.4%だった。未内々定者も含めた学生全体の活動継続率は8割を超え、依然として高い水準となっている。
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また、第1志望の企業の選考状況を聞くと「まだ選考を受験していない」が35.4%で最も多いことが分かった。
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さらに、今後選考を受験する予定の社数は全体で平均9.6社だった。すでに内々定を保有する学生も今後、平均7.6社の選考に参加する予定であることから、就職活動が本格化するのはこれからだという。
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学生が考える「内々定社数の見込み」は平均2.6社
内々定を得られると思う社数を学生に聞いたところ、全体で平均2.6社となった。その中でも、内々定保有者は最終的に平均2.8社の内々定を得られると見込んでおり、現状の保有社数の平均1.8社から、追加でさらに1社の内々定を得られると考えている様子が分かる。また、未内々定者も平均で2.4社と、2社以上の内々定を得られると見込んでいる。学生は複数の内々定企業を比較検討し、最終的な入社予定先となる1社を絞る考えのようだ。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年3月1~3日
- 調査方法:マイナビ2026会員(退会者含む)にDMを配信しインターネットアンケートより回収
- 調査対象:2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
- 調査機関:同社調べ
- 有効回答数:2684名(文系男子431名、文系女子1081名、理系男子603名、理系女子569名)
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