エンは、同社が運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している人材紹介サービスの転職コンサルタントに「2026年ミドルの求人動向」についてアンケートを行った。
アンケートの結果について、同社では次のように述べている。
転職コンサルタントの81%が、2026年は35歳以上のミドル人材を対象とした求人が「増加すると思う」と回答
2026年のミドル人材を対象とした求人の変化について尋ねたところ、81%が「増加すると思う」と回答。また、2026年はミドル人材にとって転職に適した年かどうかを聞くと、86%が「思う」と回答した。
2026年にミドル求人が増加する理由、トップは「若手人材の不足により、採用人材の年齢幅を広げざるを得ないため」
2026年、ミドルの求人が増加すると予測する人に理由を尋ねると、上位は「若手人材の不足により、採用人材の年齢幅を広げざるを得ないため」(57%)、「既存事業拡大に伴う、経験者募集が増えているため」(45%)、「管理職が不足しているため」(34%)だった。一方で「減少すると思う」と回答した人の理由は「DXや自動化の進展により、既存業務の人員が削減されるため」(67%)が最多だった。
増加が予想されるミドルの求人トレンド:業種「建設・不動産」、職種「技術系(IT・Web・通信系)」、年齢層「40代前半」、ポジション「課長クラス」
2026年はミドルの求人が増えると予測する転職コンサルタントに、どのような増加が予想されるか尋ねた。業種では「建設・不動産」(45%) 、職種では「技術系(IT・Web・通信系)」(35%)、年齢層では「40代前半(40歳~44歳)」(71%)、ポジションでは「課長クラス」(69%)が最多だった。
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68%が、直近2~3年でミドル人材に求められるスキルは変化してきていると回答
2023年、2024年頃と比較して、ミドル人材に求められるスキルに変化があるかを尋ねると、68%が「変化してきている」と回答。また、35歳以上のミドル人材に採用企業が求めるスキルを尋ねると、トップは「高い専門性とそれに基づく業務遂行能力」(84%)だった。
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