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HRzine Day 2026 Summer

2026年7月28日(火)@オンライン

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人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

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人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

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タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

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対談《オンボーディング》| オンボーディングのフレームワーク

キャリア入社者のオンボーディングは経営課題 大手企業にこそ必要なフレームワークと経営陣の覚悟

北浦 汐見[写] / 市古 明典(HRzine編集長)[著]

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オンボーディングのフレームワーク「ACEモデル」

茂野 そうした課題を解決するため、成功している組織の共通点を言語化し、田中先生の学術的知見(組織社会化理論)と結び付いて生まれたのが「ACEモデル」です。基準がないと改善のサイクルが回らず、結果として現場の個別最適なOJT(属人化)に頼るしかありません。

田中 転職経験のないマネージャーがキャリア入社の人の困り事を理解できず、定着支援を現場に丸投げしてボタンの掛け違いが起こる。だからこそ、現場のマネージャーが理解できる思考の枠組みが必要です。それがACEモデルです。

 ACEモデルでは、必要な要素を次の3つに整理しました。これらは現場の課題感(「うまく業務ができない」「組織になじめない」「自分の役割・意味を感じられない」)と組織社会化理論が符合しているところから導き出しています。

  • Ability(技術学習)
  • Culture(文化適応)
  • Expectation(役割理解)
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 これらを茂野さんがACEモデルと非常に分かりやすくネーミングし、フレームワークにまとめてくださいました。

 ただ現場の実状として、初日にPCのセットアップをしてコンプライアンス研修を受け、翌日からは「よろしく」と現場に放り出されるようなケースが少なくありません。

茂野 初日に「不明点はありますか?」と聞かれても、何が分からないか分からない。たとえば、営業職などでは強みや売り方が分からないと立ち尽くしますし、専門用語が多くて質問できず「消極的な人だ」と誤解されてしまう。だからこそ、初期の丁寧なケアが不可欠です。

田中 さらに、現場はA(知識提供)ばかりに偏りがちで、C(カルチャー)やE(役割)といった目に見えにくい要素はないがしろにされやすいです。

茂野 同時進行がベストですが、AはAIなどによるセルフラーニングが可能です。一方でCやE、特にCは人が介在しなければ構築できないため、最初に手厚くケアするのが効果的です。ただ、現代においてはそうした領域にもAIが活用でき、大きな優位点を得られるようになっています。

 AIには本音や質問を吐露しやすい面がありますが、弊社のオンボーディング支援サービス「Onboard AI」には、そうして明かしてもらった本音や質問をまとめ、日報などとして出力する機能があります。さらにマネージャーには「自己効力感が下がっている」といった分析結果を伝えるほか、それへの適切なアプローチをレコメンドしてくれます。

 マネージャーも本当は丁寧にケアをしたい。ただ課題が分からない。弊社のOnboard AIに限らず、オンボーディングにAIが溶け込むメリットは、課題を共有できることにあると思います。

田中 ケアしてほしいことは本当に十人十色です。技術的なこと(A)で苦労している人もいれば、役割(E)が分からなくて困っている人もいる。その2つは大丈夫だけれども、カルチャー(C)になじめなくて悩んでいるのかもしれない。AIはこうした「誰が何に困っているのか」という個別の適応課題を早期に検知し、素早く対応できる点にも長けています。

 これまではメンバー全員に同じ関わり方をしていたことがマネージャーの業務負荷を高める一因になっていました。今回のサービスによって、本当にサポートを必要としている人に対して適切なタイミングでマネージャーが介入できるようになるという意味で、AIの活用は最適解だといえます。

茂野 そこはまさにAIが最も得意とするところだと思っています。画一的に行動を促すのであれば、従来のテクノロジーでもいい。個別のケースでさまざまな条件を鑑み、柔軟に対応できる点がAIを使う意義であり、個人的にAIがフィットしていると感じる部分でもあります。

次のページ
オンボーディングの成功には経営陣の「長い目」も必須

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この記事の著者

北浦 汐見(キタウラ シオミ)

都内のスタジオに勤務後独立。ポートレート、取材、料理撮影等、都内を中心に活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事をテーマとする「...

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