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HRzineニュース

採用に順調でない企業の約3割が「経営層の理解を得られていない」 順調企業はたった5%—ゴウリカ調べ

HRzine編集部[著]

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 ゴウリカは、従業員数100人以上の企業で人事部に所属し、直近1年間に10人以上の中途採用を実施した正社員300名を対象に、「採用に関する実態調査」を実施した。

採用が順調/非順調にかかわらず費用・工数ともに増加

 中途採用にかかる費用が直近3年間で「増えた」と回答した割合は、採用が順調な企業(以下、順調企業)で76.2%、非順調な企業(以下、非順調企業)で80.0%となり、その差は3.8ポイントであった。社内工数についても、順調企業66.0%、非順調企業70.0%と、その差は4.0ポイントにとどまった。採用の順調、非順調にかかわらず、多くの企業で費用・工数ともに増加していることが分かる。

 一方で、採用活動の成果には差が生じており、採用の成否が費用や工数の量だけでは決まらないことが分かる。採用手法や社内体制、経営層の関わり方など、投入量以外の要因も採用活動に影響している可能性が示唆されている。

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非順調企業の課題、51.3%が「応募人数が少ない」

 採用活動で困っていることを尋ねたところ、「応募人数が少ない」と回答した割合は、非順調企業で51.3%となり、順調企業の21.8%を29.5ポイント上回った。さらに、「採用後の定着に不安がある」も非順調企業53.8%に対し順調企業34.0%で19.8ポイント差、「内定辞退が多い」は非順調企業36.3%に対し順調企業26.5%で9.8ポイント差となった。

 非順調企業では、応募者の獲得だけでなく、内定承諾や採用後の定着まで、採用活動の各段階で課題を抱えていることが分かる。特に「応募人数が少ない」は、順調企業との差が29.5ポイントと大きく、採用活動の入口となる応募者の確保が、非順調企業にとって大きな課題となっているようだ。

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中途採用の理由は非順調企業が「離職者増加」、一方順調企業は「新しい職種」

 中途採用人数が増えている理由を見ると、「離職者が増えているため」と回答した割合は、非順調企業で50.0%となり、順調企業の28.4%を21.6ポイント上回った。一方、「新しい職種・業務が増えたため」は順調企業33.9%、非順調企業23.7%で10.2ポイント差、「定年退職者が増えているため」は順調企業30.3%、非順調企業13.2%で17.1ポイント差となり、いずれも順調企業のほうが高い結果となった。

 非順調企業では離職者の増加を背景とした採用の割合が高い一方、順調企業では、新しい職種・業務への対応や定年退職者の補充を理由とした採用が相対的に多いことが分かる。

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 さらに、中途採用における費用面の課題を見ると、「求人広告の掲載媒体や掲載数を増やさなければ採用できない」と回答した割合は、非順調企業で36.3%となり、順調企業の21.1%を15.2ポイント上回った。また、「エージェントへの紹介手数料が高い」も、非順調企業42.5%に対し、順調企業32.0%と10.5ポイントの差が見られる。

 一方、「ダイレクトリクルーティングにかかる費用が増えている」は、順調企業が32.0%と、非順調企業の25.0%を7.0ポイント上回っている。非順調企業では求人広告の媒体や掲載数を増やす必要性がより高いのに対し、順調企業ではダイレクトリクルーティングにかかる費用の増加が相対的に目立つなど、採用の状況によって費用が生じている領域に違いが見られた。

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非順調企業の32.5%が「経営層の理解を得られていない」

 採用活動に対する経営層の理解について、「得られていないと思う」と回答した割合は、非順調企業で32.5%となり、順調企業の5.4%を27.1ポイント上回った。

 理由として、非順調企業では「採用できないことの責任を人事部門に求められる」が40.0%(順調企業26.2%)、「求める人材に対して給与・待遇の設定が市場水準より低い」が36.4%(同24.6%)、「求める人材像の理想が高すぎる」が34.5%(同23.0%)と、いずれも順調企業と10ポイント以上差がある。

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 なお、同調査の概要は次のとおり。

  • 期間:2026年8月
  • 対象:従業員数100人以上、正社員(人事部所属)で、直近1年間に10人以上中途採用を実施した方300人
  • 手法:ネットリサーチ
  • 分類方法:「直近1年間の中途採用は順調に進んでいますか」に対し、「順調」「どちらかと言えば順調」を「順調企業」、「どちらかと言えば順調でない」「順調でない」を「非順調企業」として集計

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