日本SoC技術者育成協会は、流行の手法だけでなく、コンピュータサイエンス(情報工学)としての基礎を意識した、コンピュータ全般でできることを学ぶ機会を、学生やコンピュータエンジニアの入門者に提供することを目的としている。
「SoC検定試験 for Arduino」では、マイコンボードの使用を通して、ソフトウェアだけでなくハードウェアも含めた広い意味でのコンピュータサイエンスの基礎を学んでもらうべく、「Arduino(アルデュイーノ)」を主教材とし、その学習の理解度を測る。
出題形式は選択問題で、出題数は40問。合格ラインは7割程度。試験会場は全国のCBTソリューションズ試験センターを予定しており、受験料(税別)は1万円。今年9月からベータ試験を実施し、2010年1月より本試験をスタートさせる。
参考書籍としては、『これ1冊でできる!Arduinoではじめる電子工作 超入門 改訂第3版』(ソーテック社・刊)を挙げている。
なお、同検定試験の普及大使には、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科附属メディアデザイン研究所リサーチャーであり、ヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」にて音楽分野でも活躍する太田智美氏が就任した。
項目 | 出題問題数 |
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Part1.Arduinoとは | 8 |
Part2.Arduinoの準備 | 6 |
Part3.プログラムを作ってみよう | 16 |
Part4.電子回路をArduinoで制御する | 27 |
Part5.I2Cデバイスを動作させる | 9 |
Part6.シールドを利用する | 12 |
その他 | 2 |