トレノケートは、2022年度新入社員研修振り返りアンケートを実施し、その結果を発表した。
調査の概要は以下のとおり。
- 調査期間:2022年9月15日~10月31日
- 調査対象:同社の新入社員研修を受講した新入社員(2022年入社)
- 調査方法:メールにて依頼・専用フォームにて回答
- 回答数:321件
調査の結果については、同社は以下のように述べている。
新入社員研修中に「上司や先輩社員との懇親の場」を希望する声が最多
「新入社員研修中の所属会社からのサポートで、あったほうがよかったことはありますか」という設問に対しては、「上司や先輩との懇親の場」という回答が最多(39.3%)となり、研修中から、配属後の上司や先輩社員との懇親の場を求めているという傾向がみられた。
新入社員が組織や配属先に早く馴染み適応するために、研修期間中も、配属後の上司・先輩社員とのコミュニケーション機会を設ける施策は有効だといえる。
上司や先輩社員に対して「相談のしやすさ」「指導の丁寧さ」などのヒューマンスキル面を重視
新入社員は、配属後の上司・先輩社員には、相談のしやすさや指導の丁寧さなどのヒューマンスキル面を重視する傾向があり、業務以外の話もしやすい環境を求める傾向もみられた。職場内でのなにげない日常会話や雑談が、報連相のしやすさにつながることもある。特に在宅勤務環境では、業務上必要な報連相に加え、感情面も含めて共有する機会を意識して設けることで、新入社員が安心して働きやすくなると考えられる。
「改善点とその理由」を含めたフィードバックを望む
「上司や先輩からのフィードバックとしてほしい内容を教えてください」という設問に対しては、「改善すべき点」「改善すべき理由」を伝えてほしいという回答が1・2位を占めた。
上司・先輩社員の中には、フィードバックの仕方が分からない、ハラスメントになることを恐れるといった理由から、フィードバックに苦慮している人もいるかもしれない。上司・先輩社員は、研修などを活用し効果的なフィードバック方法を学ぶとともに、新入社員側にも、自らフィードバックを求めに行くなどの働きかけの重要性も伝える必要があるといえる。
【関連記事】
・2022年度新入社員は上司・先輩とかかわる量が多いほどモチベーションが高く、育成方法により変化―シェイク調べ
・新入社員が働きたい職場「お互いに助け合う」が過去最高、「仕事についていけるか不安」が最多―リクルートMS調べ
・「2022年度入社 新入社員レポート」を発表、自己成長を重視しチームでの仕事に関心高く―シェイク