TBWA HAKUHODOは、社員のサステナブルな働き方と多様性の促進を目的に、社員の家庭における「家族」としてのペットを尊重する新制度を導入した。
同制度は、社員がペットをオフィスに同伴できるルールづくりや、看護・介護休暇の対象にペットを含めるもの。同社は、社員の家族を尊重し、社員とその家族としてのペットがともに快適に過ごせる職場づくりを推進するために、制度の導入を決定したという。
日本のオフィス賃貸において、ペットの同伴を認めている事例は非常に限られる中、 TBWA HAKUHODOが入居する芝浦・第三東運ビルのリーシングマネジメント会社であるイーソーコがサステナビリティと多様性の促進に賛同し、同社の協力のもと、オフィスのペット同伴出勤のルール設計や実施トライアルがスタートしている。
ペットとともにオフィスに勤務することは、ペットと暮らす社員の働きやすさの向上をかなえるだけでなく、社内でのコミュニケーションを活性化させることも期待できるという。ペットをきっかけに、同僚間での交流が自然と増え、部署や部門を超えた新たな対話の機会が生まれるとしている。また、動物たちによる社員のストレス軽減にも寄与し、職場全体の幸福度が向上することも見込んでいるという。
異なる動物種が混在することで生じるトラブルを回避するため、まずは犬を対象としてスタート。将来的には、他の動物への拡大も視野にいれているという。
また、同社が設定している看護・介護休暇の対象にはペットを含んでおり、休暇を利用できる仕組みも整っているとのことだ。
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