調査は2020年3月卒業予定の全国の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生を含む)を対象として、2019年6月7日~12日に実施。1121人(文系696人、理系425人)から回答を得た。
調査結果(PDF)は、ディスコのWebサイトで配布されている。その内容は次のとおり。
- 企業研究を行う上で有益な情報源
- 採用ホームページの閲覧度合
- 採用ホームページの閲覧手段
- 採用ホームページ閲覧の時期とコンテンツ
- 採用ホームページ好感度ランキング 総合/文理別
- 良い印象を持った理由(コメント集)
採用ホームページの閲覧手段は次表のとおり、スマートフォン中心が約半数を占めるという結果に。理系学生でも、スマートフォンとPCが同程度まで含めると50%を超えており、企業はスマートフォンで閲覧されることを意識したホームページ作成が不可欠といえるだろう。
採用ホームページでよく閲覧したコンテンツは次表のとおり。インターンシップへの参加を含めた就職活動の前半においては「事業内容・実績」が多く閲覧されている一方、就職活動が進むにつれ、「待遇・福利厚生・ワークライフバランス」の閲覧が増えていく。エントリーシートの作成時や面接時に限り、「企業理念・トップメッセージ」の閲覧が増すのは対策のためだろう。企業は採用活動の各ステージにおいて、どの点が注視されているかを意識し、採用ホームページを作り込むことで、採用の確度や精度を高めることができると思われる。
採用ホームページ好感度ランキング(総合)のトップ10は次表のとおり。極端な差は現れていない。なお、配布されている調査結果では、総合ランキングのトップ30や、文理別のトップ10も掲載されている。