Innovation&Co.は、運営するIT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」において、「導入状況調査から読み解くe-ラーニング導入の必要性と課題」の市場調査レポートを公開した。
近年、人事育成や人材の有効活用を目的としたリスキリングのニーズが高まっており、企業の担当者はe-ラーニングをどのようなポイントで選定し、どのような講座を導入しているのか、また今後どのような活用を計画しているのかを調査した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査対象:有料のe-ラーニング導入関与者25~65歳
- 調査時期:2022年10月31日~11月1日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答数:434人
今回の調査では、有料・無料問わずe-ラーニングシステムを導入していると答えたのは55.1%だった。有料e-ラーニングの導入率は29.9%で、3~4社に1社が導入していると考えられる。
続いて、製品別での導入率も調査。Udemy Business(ベネッセコーポレーション)を導入している企業が19.9%で最も多かった。
また、6割強が新型コロナウイルス感染拡大後の2020年以降に有料のe-ラーニングを導入したと回答した。「新型コロナウイルス感染拡大で集合研修の実施が難しくなった」が導入のきっかけと回答した割合は36.4%だった。
その他、「e-ラーニングの導入予算と実際にかかった費用の比較」「項目別満足度」「e-ラーニングの課題」などの項目を企業規模別に調査しまとめている。同調査レポートは、ITトレンドのWebサイトから無料でダウンロードできる。
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