学情は、20代のビジネスパーソンに対し、「若手の管理職登用」についてアンケート調査を実施した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2023年6月20日~28日
- 調査機関:株式会社学情
- 調査対象:20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」とWebメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
- 有効回答数:260名
- 調査方法:インターネットでのアンケート調査
6割以上が若手を積極的に登用する企業に「魅力を感じる」
若手を積極的に登用する企業について、「魅力を感じる」と回答した20代は31.2%となった。「どちらかと言えば魅力を感じる」の30.4%を合わせると、6割を超える20代が、若手社員を積極的に登用する企業に魅力を感じることが分かる。「実績や能力に応じて、責任あるポジションを任せてもらえるのは嬉しい」「若いうちから裁量を持って働きたい」「年功序列よりも実力で評価する企業は、魅力を感じる」といった声が寄せられた。
「志望度が上がる」と回答した20代は約4割
20代を積極的に管理職に登用する企業に対して、「志望度が上がる」と回答した20代は15.8%であった。「どちらかと言えば志望度が上がる」の26.2%を合わせると、4割以上の20代が、20代を積極的に管理職に登用する企業は志望度が上がることが分かる。「管理職に挑戦したい人に、挑戦の機会があるのは良いことだと思う」「若手のうちから経験を積みたい」といったコメントが寄せられた。
また、転職時に、若手社員の管理職登用実績の有無を「最優先で重視する」「最優先ではないが重視する」と回答した20代は32.7%となった。「重視しない」「どちらかと言えば重視しない」の回答は33.9%となり、重視する人と重視しない人がほぼ同割合であることが分かる。「若いうちから責任ある仕事に挑戦できる企業は魅力を感じる」「登用実績があれば、自分自身にもチャンスがあると思える」という声がある一方で、「管理職は目指していない」「自身が20代で管理職になるイメージは持てない」といった声も寄せられた。
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