SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

Business×HR Forum 2026

2026年12月1日(火)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

AIネイティブ組織へ——人事が主役の「組織OS」アップデート | 第3.5回<コラム>

AI時代に人事スキルが「最強の武器」になる理由——AIが自走する“TDD経営”/人に残る3つの役割

森 謙吾[著]

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

人に残る3つの役割は

 ここまでを踏まえて、筆者はAIネイティブ組織をこう定義しています。会社の美学・方針・基準がハーネスとして設計され、会社の記録がCompany Brainに集まり、そのとおりにAIが自走している状態です。

 人の集合体であることは、もはや組織の必須条件ではありません。筆者自身、1人の社長としてアシスタントと業務委託の専門家と会社を運営し、正社員を採用する予定はありませんが、ハーネスとCompany Brainが機能している以上、これは組織だと考えています。

 この見方に立つと、組織の階層はシンプルです。ハーネスの源泉となるコア経営層、ルールと記録の基盤となるハーネス、そのとおりに実行するエージェント。この3層です。従来、経営の意図を現場に翻訳し、現場のアウトプットをレビューしてきたのは中間管理職でした。その「翻訳」と「レビュー」は、方針が文書化され、記録が透明になってAIが直接読めるようになると、ハーネスが担うようになります。組織の形は、経営層と現場が太く中間が細い「砂時計型」に近づいていく。これが筆者の見立てです。

ハーネスが動く組織の3層と、人に残る3役割
ハーネスが動く組織の3層と、人に残る3役割
[画像クリックで拡大表示]

 「では、人間はもう要らないのか」。筆者の考えは違います。人間の役割が、最も本質的な次の3つに集約されると考えています。

  • ハーネス設計者:会社の美学・方針・基準を言語化し、何を記録するかを決める人。人事制度設計の経験が最も活きる役割です
  • ハーネス更新者:AIの実際のアウトプットと記録を見て、ハーネスを修正する人。組織開発や変革推進の経験が活きる役割です
  • ハーネスでは判断できない領域の意思決定者:新規事業、人間関係、倫理判断。AIには任せられない、本質的な経営判断です

 筆者は、「人事制度がAIで陳腐化する」とは考えていません。人事制度設計者こそ、最高のハーネス設計者になれると考えています。

 人の暗黙知を行動レベルで言語化する技術。何を記録し、誰に見せるかを決める技術。人事が10年、20年と磨いてきたその技術は、今この瞬間、最も希少なスキルになろうとしています。

 開発エンジニアでもSIerでもなく、人事や組織開発の人間こそが、AIネイティブ組織の設計者として最前線に立てる。筆者自身、人事制度設計で培った言語化の技術でハーネスを書き、何を記録するかを決めています。これはポジショントークではなく、筆者が自分の会社で実証している現実です。

 組織をつくるのではない。ハーネスを設計するのです。それは、人事制度設計の延長線上にある、まったく自然な進化だと考えています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
AIネイティブ組織へ——人事が主役の「組織OS」アップデート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

森 謙吾(モリ ケンゴ)

AINative株式会社 CEO
元PwCコンサルティング 人事コンサルタント / 人事評価SaaS「ハイマネージャー」創業者
慶應義塾大学法学部卒。PwCで4年、人事制度コンサルティングに従事。その後、人事評価SaaS「ハイマネージャー」を創業し、創業から約5年の経緯を経て、2023年にキュービック株式会社へ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

Special Contents

AD

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング