ITエンジニアの獲得に苦戦する企業が相次ぐ中、Microsoft Azureの24時間365日フルマネージドサービス「cloud.config」を中核とするクラウドソリューションを提供している株式会社FIXERは、いち早く海外に目を向け、グローバルで活躍するフリーランスのIT人材を登用。新たな開発スキームの構築に着手しているという。その取り組みについて、同社GBA事業部プロダクトオーナー/ジェネラルマネージャー Mohamed Osamnia氏に話を聞いた。
クラウドソーシングで世界200万人のIT人材を活用できる環境を手に
――FIXERではクラウドソーシングサービスを活用しながら、海外でIT人材を調達されているそうですが、どんなメリットがあるのでしょうか?
我々が世界中のIT人材を探すことにフォーカスし始めたのは、約2年前からです。その理由は、日本国内でIT人材が不足していることに加え、クラウドソーシングサービスに登録している優秀なIT人材を登用できるメリットがあるからです。
我々が利用しているいくつかのクラウドソーシングサービス上には、世界各国のフリーランサーが約200万人います。彼らは常に最新のテクノロジーを使いこなすだけでなく、優れたコミュニケーション能力を持っており、プロジェクト実行時には、迅速に対応してくれます。また、必要なスキルや経験を持つ人材を検索し、見つけることも簡単です。
AI、無線ネットワーク通信、eラーニング、マルチメディアテクノロジーなどIT分野の様々な領域で、研究開発エンジニアとしての経験を築く。国立情報学研究所(東京)にてコンピュータサイエンスの博士号を取得。FIXERでは、プロダクトオーナー及びジェネラルマネージャとして、国内及び海外の双方におけるプロダクトとビジネス成果の戦略的実現に向けた技術とビジネスのギャップを埋める橋渡しに尽力している。
この取り組みを始めたことによって、プロダクト開発にかかる時間や採用コストの削減ができたほか、我々の社内のメンバーがナレッジトランスファー(技術・知識の伝授)を受けられるなど、様々なメリットが明らかになりました。
一緒にプロジェクトをやってみてスキルがマッチした人材をデータベース化していくことで、良い人材を探す時間をどんどん短縮していくことができます。今では、我々が依頼したプロジェクトに参加したフリーランサーのうち、95%に満足できるなど精度が高まっています。
――採用コストは日本人を雇うのと比べて、どのくらい削減できますか?
40〜50%程度削減できます。海外のIT人材のほうが、圧倒的に費用対効果は高いと思います。
――これまで御社で活用された海外のIT人材とは、具体的にどこの国の方ですか?
フリーランサーは世界中にいますが、これまでにFIXERのプロジェクトに参加したエンジニアは4か国以上にのぼります。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
市古 明典(IT人材ラボ ラボ長)(イチゴ アキノリ)
1972年愛知県生まれ。宝飾店の売り子、辞書専門編集プロダクションの編集者(兼MS Access担当)を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、資格学習書と開発者向け...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
-
野本 纏花(ノモト マドカ)
フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・セルフブランディ...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

