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「IT人材ラボ Day 2020 Winter」セッションレポート | #3(AD)

第一人者が教える、データ分析・AI人材が本当に身に付けるべきことと育成の道筋――ブレインパッド 摂待太崇氏

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自社のビジネスモデルや業務領域から各自に必要な技術を理解する

 組織的にデータ分析を行うときには、プロセスにも注意が必要だ。摂待氏らが支援してきた経験をもとに、多くの企業の分析チームを見ると、プロセスの中に2つの障壁があるのだという。その1つは課題設定が不十分なまま分析に進んでしまうこと、もう1つが結果を施策に落とし込めないことだ。

データ分析プロセスの中でぶつかる2つの壁(出典:ブレインパッド)
データ分析プロセスの中でぶつかる2つの壁(出典:ブレインパッド)
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 なぜそうなるのか。摂待氏は「企業内のビジネス課題とデータ分析プランの整合性が取れていないから」と説明する。データ分析で重要なのは、入口に当たる課題設定と出口にあたる施策の定義であり、「分析作業そのものよりも前後を意識することが重要」と加えて訴えた。

 また、データ分析のプロセスの進め方は、試行錯誤を繰り返す「螺旋(らせん)フロー型」であると摂待氏は指摘する。プロジェクトのフェーズは「ビジネスの理解」「データの理解」「データの準備」「モデリング」「評価」「展開」で構成されるが、順番は厳密ではなく、必要に応じてフェーズ間を行き来して作業を行うことが多い。それなのに、ウォーターフォールのイメージで順序正しく進めようとすると、多くの場合、ビジネス現場が求めているアウトプットを出せないままプロジェクトがタイムアップになってしまうという。

データ分析のプロセスの進め方は、試行錯誤を繰り返す「螺旋(らせん)フロー型」(出典:ブレインパッド)
データ分析のプロセスの進め方は、試行錯誤を繰り返す「螺旋(らせん)フロー型」(出典:ブレインパッド)
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 なお、摂待氏はデータ分析を教える中で、エンジニアは真面目で勉強熱心な人が多く、多様な技術を習得することがビジネスで価値を出すことにつながると考える傾向が強いことにも気づいたという。その結果として、ビジネス課題の本質や分析結果の活用法に目が向かなくなることを指摘する。そうならないようにするには、「自分たちの会社、チームが向かうべきビジネスゴールを明確化すること」が重要と摂待氏は述べ、「それが分かれば、自分に必要なスキル(データ分析知識・技術)が見通せるようになる」とアドバイスをした。

 これまで問題解決力(知識やスキル)を身に付けることに専念してきたエンジニアは多い。これからは解決だけに注力することなく、課題の発見に長けたビジネス側の人材と同じチーム内でコラボレーションをすることが必要になる。最後に摂待氏は、データ分析のスキルを身に付けて、成長したいと考えるエンジニアに向け、自社のビジネスモデルや業務領域についての理解を深めること、ビジネス全体の目的や自分の関わる業務の意味合いから自分に必要な技術を理解することの重要性を訴え、「真のビジネス成果につながるスキル習得に努めてほしい」とエールを送って、講演を終えた。

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この記事の著者

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタント...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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