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出題範囲と例題

午前問題

 28年度春期試験の午前試験におけるジャンル別区分は次のようなものでした。

平成28年度春期応用情報技術者試験 午前試験ジャンル別区分(出典:IPA)
平成28年度春期応用情報技術者試験 午前試験ジャンル別区分(出典:IPA)

 午前試験の出題形式は、80問必須の四肢択一問題であり、時間が150分であること、基本情報処理試験(以下、基本)と応用情報処理試験(以下、応用)はまったく同一です。出題分野という点でも、次の出題範囲にあるとおり、基本と応用はまったく同一です。具体的に言えば「全分野」になります。

応用情報技術者試験の出題分野([出典:IPA 情報処理技術者試験 出題範囲 2016年10月改訂版より(PDF)](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20161021.pdf))
応用情報技術者試験の出題分野(出典:IPA 情報処理技術者試験 出題範囲 2016年10月改訂版より(PDF)

 ただ、異なるのは、基本が「技術レベル2」なのに対し、応用は「技術レベル3」だという点です。例えば「ネットワークの電送時間を求める問題」で、下記の問題が出題されています。

【基本】

基本情報技術者試験の例題([出典:平成28年度春期 午前試験 問31(PDF)](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20161021.pdf))
基本情報技術者試験の例題(出典:平成28年度春期 午前試験 問31(PDF)

【応用】

応用情報技術者試験の例題([出典:平成28年度春期 午前試験 問32(PDF)](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20161021.pdf))
応用情報技術者試験の例題(出典:平成28年度春期 午前試験 問32 (PDF)

例題の解答

  • 基本 午前試験問31:エ
  • 応用 午前試験問32:ウ

 この2題の考え方は、まったく同じですが、応用の方が難易度が高くなります。LANとFTTHの両方を計算して、より速度の遅い方がネットワークとしての伝送効率になることを理解しておく必要があります。

 このように、同じ分野の問題であっても、基本より応用の方が少し難易度が高いと考えてください。「少し」と書いたのは、実際には基本と応用の両方でまったく同じ問題が出題されていることも多数あるからです。

午後試験

 午後試験については、問ごとにジャンルが固定されています。

応用情報技術者試験 午後試験の分野別出題数([出典:情報処理技術者試験 試験要綱 Ver 3.0より(PDF)](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20161021.pdf))
応用情報技術者試験 午後試験の分野別出題数(出典:情報処理技術者試験 試験要綱 Ver 3.0より(PDF)

 午後試験は時間こそ150分で基本と同一ですが、試験の形式が大きく異なります。長文形式の問題(1問につき設問が複数)が計11問出題され、その中から5問を選択して解答します。問1のセキュリティは必須、残りの問2〜11までの中から4問を選択し、記述式で解答します。

 基本も午後試験は長文形式の問題ですが、解答が択一式です。また問題文も応用の方が長くなっています。

 記述式という解答形式について、不安に思われる方が多いと思いますので、ごく簡単に例題を挙げてみます。

応用情報技術者試験の例題([平成28年度春期 午後試験問1の抜粋(PDF)](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20161021.pdf))
応用情報技術者試験の例題([出典:平成28年度春期 午後試験問1の抜粋(PDF)](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/hani20161021.pdf))
応用情報技術者試験の例題(出典:平成28年度春期 午後試験問1の抜粋(PDF))

例題の解答

  • 午後試験問1 設問1-a:TLS

 これは確実な知識がなければ答えられません。適当にマークして偶然当たることを期待するわけにもいきません。その意味で基本よりも難易度が上がります。

 一方、分野の面でいうと、基本よりも選択の自由度が高くなっています。基本ではセキュリティとアルゴリズム(擬似言語)が必須で、5つのプログラミング言語の中から1問を選択する必要があります。ですから、プログラムを読めることが合格のためには絶対条件です。応用ではセキュリティは必須ですが、あとは11問から4問の選択になるので、プログラミングを外すことも可能です。得意なジャンルで点数を稼ぐという戦略が立てられます。

次のページ
合格のためには戦略を立てよう

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この記事の著者

城田 比佐子(シロタ ヒサコ)

お茶の水女子大学理学部卒。住友商事でシステムの企画を担当。その後、NEC教育部、駿台電子専門学校、(株)TACなどで情報処理教育に携わる。現在はフリーインストラクタとしてIT 全般における教育、コミュニケーション系の教育、書籍執筆、教材作成などに従事している。著書に『情報処理教科書 出るとこだけ! ITパスポート』(単著、翔泳社刊)、『3週間完全マスター 基本情報技術者』『同 応用情報技術者』『プログラミング未経験者のための基本情報技術者 午後 プログラム言語』(3冊とも共著、日経BP社刊)などがある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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