SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

直近開催のイベントはこちら!

Business×HR Forum 2026

2026年12月1日(火)@オンライン

主要製品スペック一覧

人事業務の効率・確度・精度を高めるために欠かせないHRテクノロジー。その主な製品の機能を分野ごとに比較できる資料群です。製品検討の参考資料としてご活用ください。

eラーニング・LMS<br>主要製品スペック一覧 2024

eラーニング・LMS
主要製品スペック一覧 2024

その他のスペック一覧

人事労務管理システム<br>主要製品スペック一覧 2023

人事労務管理システム
主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム<br>主要製品スペック一覧 2023

タレントマネジメントシステム
主要製品スペック一覧 2023

労働基準法大改正 | 働き方データを企業成長に結びつける「TeamSpirit」(AD)

国も企業も成長の礎は「人材力」 労基法大改正を待たずデータに基づいて「働き方」をすぐアップデートせよ

野本 纏花[著] / 北浦 汐見[写] / 市古 明典(HRzine編集長)[聞]

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

 2026年7月、「骨太の方針 2026」と「日本成長戦略」が閣議決定され、「人材力の強化」が国家として経済成長を実現する核心的なテーマとして位置付けられた。それらを受けて、9月からは労働政策審議会で労働基準法改正の各論の詰めが急ピッチで開始されている。従来の「人数×時間=労働力」という「量」から、「スキル×多様な働き方=人材力」という「質」へと成長軸の転換が進むいま、企業はいつ・どのように対応していくべきなのだろうか。また、AI協働時代における正しい労務管理とは? 株式会社チームスピリット 代表取締役CEO 道下和良氏と一般社団法人 iU組織研究機構 松井勇策氏が語った。

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

国家の成長軸は「労働力(量)」から「人材力(質)」へ

——政府が示した「骨太の方針 2026」では「強い経済」の実現が掲げられ、その中核として「日本成長戦略」の推進が打ち出されました。その日本成長戦略では、「17の戦略分野と、8つの共通課題への対応によって、投資を日本全国に拡大していく」とされていますが、中でも人材にまつわる課題が大きく取り扱われていたように思います。この現状をお二人はどのように見ていますか。

松井勇策氏(以下、松井) 日本成長戦略は、高市政権が定めた政権のコアとなるコンセプトであると同時に、会議体の名称でもあります。政権として「成長」を強く志向していることが分かりますし、「経済成長のために必要な人材をつくり出す」というのが高市政権下における雇用政策の軸になっていくと推察されます。

 また、ご指摘のとおり8つの共通課題のうち、「人材育成」「労働市場改革」「家事等の負担軽減」「賃上げ環境整備」の4つが人材にまつわるものであり、これらの解決に向けて「AI・半導体」をはじめとする17の戦略分野において、先行して投資を行っていくとされています。

 もちろんそれだけではなく、AI協働が進む中で、労働移動の円滑化も進み、労働市場は急速に変化していくでしょう。そのような環境下でも、成長の推進力となる人材や変化に耐え得る人材を、長期的な視点で育てていく必要がある。だからこそ、これからはいっそう、生産性の向上やリスキリングが求められていくはずです。

松井 勇策氏

松井 勇策(まつい ゆうさく)氏

産学連携シンクタンク iU組織研究機構 代表理事・社労士

雇用系の産学連携シンクタンクの代表理事・社労士。公認心理師・AIエージェントストラテジスト(AICX協会)。先進的な雇用環境 整備について、特に雇用系の国内法や政策への知見を軸に、人的資本経営の推進・AIやIT・ブランディング関係の知見を融合した支援を最も得意とする。株式会社リクルート出身、同社の東証一部上場時には事業部サイドの監査や整備を推進。退職後に社労士・組織コンサルタントとして独立、のち情報経営イノベーション専門職大学(iU)に客員教授として招へい(専門:人的資本経営・雇用政策)、2024年産学連携シンクタンク設立。

道下和良氏(以下、道下) そうですね。私が特に印象的だったのは、骨太の方針 2026の中で、「人材力」に強くフォーカスされていた点です。この言葉は何も目新しいものではありませんが、2026年2月の施政方針演説において、高市首相は「国力」を形成する具体的な力として「外交力、防衛力、経済力、技術力、情報力、そして人材力」と述べ、「人材力」を国力の要素として位置付けました。さらに、演説後半では「国力、特に経済力の基盤となるのは人材力です。高市内閣では、人材力を強化していきます」と述べ、人材力は国力を形成する重要な一要素であると、明確に打ち出したのです。

 かつて、富国強兵の時代における国力としての「労働力」は、人数や時間から成る「量」によって成果が左右されるものでした。しかし「人材力」は違う。人材力で評価されるのは「質」であり、その内訳は「スキル(個人の能力)」と「働き方(スキルを最大限に発揮できる制度や環境)」だと考えています。

 このように、1人ひとりの質を高めるフェーズにシフトしたからこそ、松井先生からご指摘のあった生産性の向上やリスキリングの必要性が高まり、今後の法制度にもつながっていくのではないかと見ています。

道下 和良氏

道下 和良(みちした かずよし)氏

株式会社チームスピリット 代表取締役 CEO

1997年4月、日本オラクル株式会社入社。エンタープライズ領域の営業部長、CRM事業本部長、CRM/HCM事業本部長を歴任。2013年8月、株式会社セールスフォース・ドットコム(現株式会社セールスフォース・ジャパン)入社。コマーシャル営業部門の執行役員を経て、常務執行役員として製品営業部門などをリード。2019年6月、WalkMe日本法人のカントリーマネージャー兼代表取締役社長就任。2022年7月、LINE株式会社(現LINE ヤフー株式会社)AIカンパニー カンパニーエグゼクティブCCO就任。2023年5月、ワークスモバイルジャパン株式会社(現LINE WORKS 株式会社)執行役員就任。2023年11月より現職。

——骨太の方針 2026では、「柔軟で多様な働き方を実現するため、労働時間法制等に係る政策対応について、夏以降の労働政策審議会において議論を行う」とされていましたが、企業が具体的な準備を進めていくのは、その結論を待ってからでよいのでしょうか。

松井 いえいえ、とんでもありません。雇用政策における記載を参照すると、労働基準法の改正は2028年4月施行くらいで見込まれるのではないかと考えることができます。これについて各論的な論点は残されているものの、「多様で自律的な働き方を容認して、高付加価値産業における成果の最大化を図る」という大枠は決定づけられています。

 2028年4月に改正となると、残された時間は1年半ほどしかありません。一定規模以上の企業における、年間の投資計画の策定サイクルを鑑みると、もはや法改正の中身が明らかになるのを悠長に待っている場合ではないのです。そもそも、法規制に対して場当たり的に対応を重ねる姿勢は、根本的に間違っていると思います。

 自社の事業において、多様な働き方や裁量をどこで許容すればレバレッジが効くのかを見極め、雇用基盤そのものをしっかりと見直す。そのための投資判断を「今」下せるかどうかによって、今後の企業力が決定づけられるといっても過言ではありません。それくらいの緊迫感と切迫感をもって臨むべきだと考えています。

次のページ
AI協働が進む現場では労働時間と成果が逆相関してしまう

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena
労働基準法大改正連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・セルフブランディ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

北浦 汐見(キタウラ シオミ)

都内のスタジオに勤務後独立。ポートレート、取材、料理撮影等、都内を中心に活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事をテーマとする「...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社チームスピリット

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • note
  • hatena

Special Contents

AD

Job Board

AD

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング