イオレは、同社が運営するグループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を利用中の大学生を対象に、「就活に関するアンケート」を実施し、その結果を発表した。
調査の概要と結果は以下のとおり。
- 調査期間:2022年10月27日~12月6日
- 調査方法:インターネット調査
- 有効回答数:285サンプル
大学生に人気の就活サービスは?
就職活動を「している」「過去していた」と回答した人へのアンケートでは、例年通りナビサイトが最も多い結果となった。ナビサイトに登録しつつ、エージェントなどの他サービスを併用する動きがみられた。2021年の同アンケートでは、「ナビサイト」が78.8%だったのに対し、今回の調査では67.4%と10ポイントを超える減少があり、利用ツールが多様化している様子がうかがえた。
ナビサイトのメルマガからエントリーしたことはありますか?
ナビサイトのメルマガは、全体の半数が閲覧、約4人に1人がエントリーしているという結果に。2021年の同アンケートと比較すると、「メルマガを見ない」が9.2ポイント増加し、メルマガ経由でエントリーをしたことが「ある」人は13.6ポイント減少。ナビサイトのメルマガが使われにくくなっていることがうかがえる。
SNS上の就活関連広告からエントリーしたことはありますか?
新卒採用のための企業プロモーションとして人気の高いSNS広告も、ナビサイトのメルマガと同じように半数近くの人が能動的にクリックし、5人に1人が登録している。現代の就活生にとって、SNS広告の情報とナビサイトのメルマガによる情報は、あまり大きな差がないようだ。
また、SNS上の就活広告に関して2021年の同アンケートと比較すると、「ある」「ない(クリックしたが、エントリー・登録はしなかった)」の合計値は7.9ポイント増加しており、SNS上の就活広告をクリックするハードルが低くなっていることが分かった。
就活で利用したSNSとその目的は?
各SNSの利用状況については以下のような結果に。LINEはオープンチャットなどの流行から業界研究として使われているほか、企業の動向や話題はTwitter、選考・ES(エントリーシート)対策はYouTubeなど、目的に合わせてSNSを使い分けている様子がうかがえる。
なお、同調査の詳細データは、同社のWebサイトで確認できる。
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