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HRzine Day(エイチアールジン・デイ)は、人が活き会社が成長する人事のWebマガジン「HRzine」が主催するイベントです。毎回、人事の重要課題を1つテーマに設定し、識者やエキスパードが持つ知見・経験を、参加者のみなさんと共有しています。

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2025年2月6日(木)13:00-18:00

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特別企画《福利厚生》| ギフティ(AD)

ギフティのCorporate Giftとは エンゲージメント向上に重要な「贈与」の視点を博報堂が解説

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 採用難の時代が続く中、従業員エンゲージメントの向上は、多くの企業で喫緊の課題となっている。コロナ禍以降、デジタルギフトサービスを提供する株式会社ギフティには、「従業員にギフトを贈りたい」という企業からの問い合わせが急増。そこで、現在では福利厚生文脈でのギフトソリューションも提供している。そんな同社と、ビジネスと経営に「贈与」の視点を取り入れる「オクリレーション」を提言するHAKUHODO HUMANOMICS STUDIOが鼎談。企業と従業員、あるいは従業員同士でギフトを贈り合うことは、従業員エンゲージメントの向上にどのような効果をもたらすのか、語ってもらった。

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かけた時間の分だけつながりが強くなる

——まずはHAKUHODO HUMANOMICS STUDIOで提唱された「オクリレーション」とは何か、「贈与」に着目された背景を教えていただけますか。

松谷拓哉氏(以下、松谷) オクリレーションとは、贈与がつくる贈り手と受け手の関係性におけるポジティブな変化を意味しています。数年前から“資本主義の限界”が叫ばれるようになっていますよね。それがなぜかと考えると、資本主義では効率的に価値を交換するために貨幣が使われてきましたが、効率ばかりを追求しすぎたために、人と人とのつながりが失われてしまったからではないかと。そこで「本当に豊かな経済って、何だろう?」という問いを立て、「贈るという行為が本当の豊かさを実現する一助になるのではないか」という仮説の下、贈与にまつわる「オクリレーション・レポート」を作成しました。

松谷 拓哉氏

松谷 拓哉(まつたに たくや)氏

株式会社博報堂 ストラテジックプラニング局 マーケティングプラニングディレクター

早稲田大学・大学院 教育学部国語国文学科卒業。博報堂に入社後、現職。一般消費財・耐久財メーカーやNPOなど多様なステークホルダーのマーケティング活動をサポート。市場分析やターゲット選定をはじめ、新商品開発やコミュニケーション戦略立案など幅広く対応。

——そもそも贈与とは何なのでしょうか。

山下梓氏(以下、山下) 贈与というと「贈与税」や「高価な贈り物」といった法律や金銭が絡むような堅苦しいものを想起しがちだと思います。しかし、私たちが捉えている贈与はもっと幅広く、“相手のことを想って贈り物をすること”だと考えているんですね。

 今回、オクリレーション・レポートを書くにあたり、私たちはフランスの文化人類学者マルセル・モースの『贈与論』をはじめとする贈与に関する書籍を読み、有識者へのインタビューも行いました。そこで語られていたのは、「贈与とは、単なるモノの交換ではなく、社会的な意味を持つ行為であり、贈り手と受け手の間に関係性を形成して、コミュニティ内のつながりを強化するものである」ということです。つまり、「関係性の形成」「コミュニティのつながり強化」が贈与の本来の目的であるため、贈与には必ずしもお金やモノが伴う必要はなく、むしろ贈与の裏にある“想い”にこそ価値があるのだと発見しました。

 また、同レポート作成にあたってはリサーチを行ったのですが(サンプル数900)、人は相手を喜ばせたい気持ちが大きくなると、時間よりもお金を使いがちである一方、実際に人間関係に影響しているのはお金よりも時間だという意外な調査結果も得られました。

[画像クリックで拡大表示]

——なるほど。贈与のポイントは、想いを実現するために費やす時間にあるということですね。

山下 そうです。「あなたが贈って/もらってうれしかった『贈り物』は?」と聞いて挙がってきたのは、“手料理を振る舞ったこと”、“子どもが頭を撫でてくれたこと”、“手紙をもらったこと”といったものでした。相手を想う気持ちが“誰かのために”時間や労力をかけることに変わり、贈り物をもらった相手のうれしさにつながっていくのだと思います。

山下 梓氏

山下 梓(やました あずさ)氏

株式会社博報堂 ストラテジックプラニング局 イノベーションプラナー

一橋大学社会学部卒業後、2019年博報堂入社。耐久財、食品・飲料メーカー、スタートアップのマーケティング活動のほか、ブランディングや事業戦略の立案、新商品開発などに従事。経営やビジネスと人間性らしさの共存の可能性を探る“HAKUHODO HUMANOMICS STUDIO”にも所属。

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この記事の著者

野本 纏花(ノモト マドカ)

フリーライター。IT系企業のマーケティング担当を経て2010年8月からMarkeZine(翔泳社)にてライター業を開始。2011年1月からWriting&Marketing Company 518Lab(コトバラボ)として独立。共著に『ひとつ上のFacebookマネジメント術~情報収集・人脈づくり・...

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北浦 汐見(キタウラ シオミ)

都内のスタジオに勤務後独立。ポートレート、取材、料理撮影等、都内を中心に活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

市古 明典(HRzine編集長)(イチゴ アキノリ)

1972年愛知県生まれ。宝飾品会社の社員、辞書専門編集プロダクションの編集者を経て、2000年に株式会社翔泳社に入社。月刊DBマガジン(休刊)、IT系技術書・資格学習書の編集を担当後、2014年4月より開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集に参加。その後、2017年7月にエンジニアの人事...

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提供:株式会社ギフティ

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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