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2026年12月1日(火)@オンライン

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インタビュー《組織づくり》| ナレッジワーカーはAIの進化で本当に消滅する?日本の新卒一括採用はどうなる?

AIネイティブ組織の先輩から、過渡期のHRリーダーたちへアドバイス——Workday最高人材責任者

名須川 楓太[著]

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心理的安全性の確保が、AIネイティブ化の土台を作る

 とはいえ、今日のAIをはじめとするテクノロジーの進歩には驚かされるばかりだ。何より、そのスピード感は驚異的というほかない。すでに混乱している人もいるだろう。失業の不安に怯えている人もいる。そんな時代には、今まで以上にチェンジマネジメントや心理的安全性の確保が重要となる。

 ゴールドスミス氏は、「企業には、この変化と不確実性のジャーニーに従業員をしっかり巻き込んでいく責任がある」と語る。それは同時にチャンスでもある。Workdayの場合、2025年のはじめから「Everyday AI」という社内プログラムを展開している。約2万人に及ぶ全従業員を対象に、AI活用を定着させるプログラムだ。

 今やAIネイティブなWorkdayの社内でさえ、プログラムを始めた当初はAIにためらいの気持ちを持つ人も少なくなかったとのこと。「何から始めればよいか分からないため、試すことすら怖い」「何をしたらよいか分からないので、とりあえず様子見する」といった具合に。さらには「AIを使えと言うけれど、AIで生成した成果物を提出したら上司は怒るのではないか」といった声もあったようだ。

 そこでWorkdayは、同プログラムを「1人ひとりの立場・現在地に寄り添う」プログラムへと設計した。AIの利用は経営トップからも推奨されている、失敗しても誰も怒らないという心理的安全性を醸成したのである。そして、AIツールの使い方を互いに学び共有し合う場も積極的に設けた。そこから1年以上が経過した現在、Workdayの全従業員はすっかりAIを使いこなしている。積極活用のサイクルは今や軌道に乗り、同社はさらなる高みを組織全体で目指せるレベルに達しているという。

「AIでナレッジワーカーが消滅する」という声に対してどう思う?

 ところで、AIを積極的に活用し、自社の顧客へも提供しているWorkdayだが、昨今世間を騒がせている「AIの進化と普及でナレッジワーカーは必要なくなるのではないか」という声に対してはどう考えているのだろうか。ゴールドスミス氏は、「少なくともWorkdayの場合、ナレッジワーカーなどの雇用数が減っていくとは考えていない」との意見を述べる。雇用が消滅するのではなく、新たな種類の職種や仕事が登場し、皆の仕事の内容自体が時代に合わせて変化していくというのが同氏の考えだ。

 「今日行われている20種類のタスクがあったとしたら、それらがまったく異なる20種類のタスクに置き換わるということです。それは、人間が必要なくなることを意味しません。Workdayは今後もナレッジワーカーを必要とするし、倫理的判断、独創性、イノベーションなどといった人間ならではのスキルを必要とするでしょう」(ゴールドスミス氏)

 かつて産業革命や農業革命が起こったときにも、仕事の数そのものは減らなかった。以前は必要とされていた仕事が消えると同時に、多くの新たな仕事が登場した。同じことがAIでも起こるのではと同氏。ただし、その文脈から少なくとも「消滅する仕事はある」ということで、いかに新たな時代へ自身を適合させられるかは個人の課題であり、それらを雇用する組織の課題にもなりそうだ。

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日本の新卒採用文化は消滅する? それとも残る?

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この記事の著者

名須川 楓太(ナスカワ フウタ)

エンタープライズIT専門のメディア EnterpriseZineにて、取材や執筆を中心に活動。主な取材領域はサイバーセキュリティとAI、ハードウェア/ソフトウェアを問わず情報を発信。国内・国外の最新テクノロジーやルールメイキングの動向を追う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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