AIネイティブ組織の先輩から、過渡期のHRリーダーたちへアドバイス——Workday最高人材責任者
日本の新卒採用文化は消滅する? それとも残る?
日本の新卒採用の慣行についても意見を述べてくれた。現在、AIのさらなる進化と普及を見据え、日本では新卒一括採用の数を減らすような企業が出てきている。「いずれ欧米のように新卒採用はなくなっていくのでは」という意見も少なくない。
同氏は「たしかに、新卒採用を行わなくなる企業も出てくるだろう。反対に、新卒採用数を増やした企業の事例も耳にしている。この問題についてはまだ確かな見通しがなく、日本中が移行期の中で試行錯誤し、必要な人員数を推し量っている最中なのではないか」と述べる。
移行期が終わるのはもう少し先で、同氏としては、その先に「やはり多くの人材が必要である」という結論に至ることを信じているという。なぜなら先述のとおり、新たな仕事や職種が登場し、新たな労働者のためのスペースが生み出されるからだ。そのうえで、少なくとも現在の新卒採用を取り巻く論争は、人類が過渡期の中にいるからこそ巻き起こっているのではないかと改めて指摘した。
同氏は、時代が変わりつつある現在の状況を、非常にポジティブなマインドで見ている。「世界中のあらゆる組織で、仕事の在り方に大きな変化が訪れるだろう。とても楽しみだ」と語った。
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名須川 楓太(ナスカワ フウタ)
エンタープライズIT専門のメディア EnterpriseZineにて、取材や執筆を中心に活動。主な取材領域はサイバーセキュリティとAI、ハードウェア/ソフトウェアを問わず情報を発信。国内・国外の最新テクノロジーやルールメイキングの動向を追う。
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