ヒューマネージは、500万人規模の適性検査データと最新の生成AI技術を組み合わせたAI面接サービス「TG-WEB mee(ティージーウェブ ミー)」の提供を開始した。
本サービスは、ヒューマネージ独自の評価ロジックと最先端のLLM(大規模言語モデル)技術を融合させている点が特徴。AIが面接官として候補者と対話し、回答内容に応じて深掘り質問を行い、多面的な評価を実施する。長年適性検査で蓄積してきた評価ノウハウをベースにしたスコアリング設計となっており、評価結果が説明可能な構造を備えているという。
同サービスのデータ利用・AIガバナンス体制については、AI・データ領域に精通しているという弁護士 柴山吉報氏(阿部・井窪・片山法律事務所)が監修。AI活用のあり方として、特に世界的に厳格な規制が進む「EU AI法」への準拠を意識した設計とし、公平性・透明性・説明可能性にも配慮。AIポリシーやプライバシーポリシー、利用規約、AI面接ガイドラインも整備した。
採用現場では、専門人材の獲得競争が激化しており、現場社員が毎回面接に同席する負担や、生成AIの普及によるエントリーシートなどの均質化など、従来の書類選考・面接プロセスに限界が生じている。こうした課題解決のため、TG-WEB meeは次のような特徴を備える。
-
- 500万人規模の適性検査データに基づく評価ロジックを活用
- AI単独ではなく、蓄積した適性検査データに基づき説明可能な評価を実施。ブラックボックス化しやすい生成AIの短所を補い、透明性を担保。
-
- EU AI法を見据えたAIガバナンスと安全設計
- 柴山吉報弁護士の監修で、倫理・公平性・説明可能性の原則にもとづく運用を推進。利用規約やAI面接指針を明文化し、個人情報の適切な取り扱い・運用ルールも明確にした。
-
- 専門人材採用にも対応した柔軟な面接設計
- 「コンピテンシー設問」「職種別・業界別の専門設問」「企業固有の自由設問」を自由に組み合わせ可能。現場社員の負担軽減と、多様な採用ニーズへの対応を両立。
-
- 人事担当者の意思決定を支援するレポート機能
- 評価結果スコアだけでなく、詳細コメントや申し送り事項を含むレポートを出力。AIによる音声文字起こしや面接動画の閲覧も対応し、客観性や納得性ある選考ができる。
-
- 採用管理システム「i-web」と連携し、選考データを一元管理
- AI面接結果や文字起こし、面接動画など全データを候補者ごとに一元管理。適性検査や面接評価のデータと合わせた確認が可能で、採用業務の質と効率向上に寄与。
なお、TG-WEB meeはAIが合否を最終決定するものではなく、人事担当者の意思決定を多面的に支援する設計となっていると、同社は説明している。
【関連記事】
・AI面接サービスを「タレスカ」にブランドリニューアル、AIロープレサービスも提供開始—PFN
・GMOインターネットグループが対話型AI面接サービス「PeopleX AI面接」を導入—PeopleX
・AI面接の導入率は17.6% 「新卒採用選考プロセスとフォローについての実態調査」を実施—リクルートMS

