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目標を達成している管理職ほど、プレーヤー業務より「マネジメント業務」に集中の傾向―ラーニングエージェンシー調べ

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 ラーニングエージェンシー(旧トーマツ イノベーション)は、2021年8月3日~10月11日の期間で、1715 人の管理職を対象に「管理職意識調査」を実施した。

 調査結果の概要は以下のとおり。

  • 調査対象者:同社が提供する管理職向け研修の受講者
  • 調査時期:2021年8月3日~10月11日
  • 調査方法:Web・マークシート記入式でのアンケート調査
  • サンプル数:1715人
目標達成している管理職ほど、プレーヤー業務より「マネジメント業務」に重心

 管理職の仕事において、プレーヤー業務とマネジメント業務の比率を目標達成度と併せて見ていくと、毎年目標を達成している管理職は「マネジメント中心(18.7%)」と「ややマネジメント寄り(16.4%)」で、合わせて35.1%がマネジメント業務に重心を置いていると分かった。

 一方、「残念ながら部門目標や部門計画を達成したことがない」と答えた管理職では、「マネジメント中心(7.2%)」「ややマネジメント寄り(15.2%)」の合計22.4%にとどまり、毎年目標を達成している管理職と12.7ポイントの差があった。

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 目標達成度が高い管理職ほど、マネジメント業務の割合が高くなる傾向が見られる。

部門目標や部門計画を「毎年達成している管理職」の約7割が「部下の成長」を実感

 管理職の部門目標や部門計画の達成度と、部下の育成に関する質問では、「毎年、部門目標や部門計画を達成している」と答えた管理職では「非常に成長している(4.5%)」と「成長している(64.8%)」を合わせて、約7割が部下の成長を実感していると明らかになった。

 一方、「残念ながら部門目標や部門計画を達成したことがない」を選んだ管理職では、「非常に成長している(2.4%)」「成長している(34.1%)」を合わせて4割弱という結果になった。「毎年は部門目標や部門計画を達成できていない」と答えた管理職では、両者の間となる「非常に成長している(3.2%)」「成長している(56.0%)」の合計6割が、部下の成長を実感していた。

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 管理職の目標達成度と部下の成長には、正の相関関係があると推察できる。

管理職と部下の「対話時間」が多いほど「部下の成長度」も高い傾向

 部下とのコミュニケーション時間と部下の成長度合いには、どのような関係があるのか調査。仕事の報告以外のコミュニケーションについて、月間でどのくらい部下との対話時間をもっているのか尋ねたところ、部下の成長度合いにかかわらず「月間5時間程度」以下を選んだ管理職が6割以上を占めた。

 ただ、その中で部下の成長について「わからない」を選択した管理職のうち、56.7%が「~1時間」と回答。「成長していない」から「非常に成長している」まででは最大でも35.3%であったのに対して、突出する結果となっている。反対に、部下が「非常に成長している」を選んだ管理職では、「21時間~」という回答が14.0%を占めた。「わからない」から「成長している」までを選んだ管理職がそれぞれ4%未満であることと比較すれば、大きな割合となっている。

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 このことから部下の成長には、管理職が仕事の報告以外のコミュニケーション時間を確保すること、必要な範囲でなるべく多くの時間を費やすことがポイントになると考えられる。

管理職半数超が「部下の育成」に悩み、必要なのは「リーダーシップ」「人材マネジメント」スキル

 管理職の悩みを3つまでの複数回答で尋ねた質問では、管理職の経験年数にかかわらず「部下の成長」が約5~6割を占めており、共通の悩みとなっている。同時に、「チーム・部門の運営」も約3割から選ばれた。

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 「管理職として身につけたい知識・スキル」を尋ねた質問では、約半数が「リーダーシップ(51.5%)」「人材マネジメント(50.7%)」を選択。第3位においても、コミュニケーション力と深い関係にある「論理的思考力(42.0%)」があがった。

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「自己研鑽」に時間を費やす管理職ほど、目標達成度が高い

 管理職が、スキルアップのための自己研鑽にどのくらい時間を費やしているのか調査。その結果、部門目標や部門計画を達成したことがない管理職では、「時間をあてていない」が26.4%だったのに対し、毎年目標達成している管理職で「時間をあてていない」を選んだのは13.3%となった。月間11時間以上を費やしていると答えたのは、目標を達成したことがない管理職で8.0%、2~3年に1回は達成している管理職で12.6%、毎年目標を達成している管理職では21.1%という結果になった。目標達成度が高い管理職ほど、自己研鑽の時間をより多く確保していることが推察される。

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 次に、具体的にどのような自己研鑽をしているのか複数回答で尋ねたところ、毎年目標達成している管理職は、そうでない管理職よりも「書籍を読む」割合が高く、4割超を占めた。一方、自己研鑽について「何もしていない」を選んだ割合は、「達成したことがない」と答えた管理職において最も多くなっている。

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HRzine編集部(エイチアールジンヘンシュウブ)

労務管理から戦略人事、日常業務からキャリアパス、HRテクノロジーまで、人事部や人事に関わる皆様に役立つ記事(ノウハウ、事例など)やニュースを提供しています。

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