AZWAYは、10代から60代以上までの男女500人を対象に「リモートワークを今も続けているか」についてアンケートを実施した。
調査の概要は次のとおり。
- 調査対象:10代から60代以上までの男女
- 調査期間:2023年4月21日~30日
- 調査機関:自社調査
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 有効回答数:500人(女性 240人/男性 260人)
- 回答者の年齢:10代1%、20代19.6%、30代31%、40代27.8%、50代15.6%、60代以上5%
現在もリモートワークを続けている人は半数以上
「現在もリモートワークを続けているか」について聞いたところ、「していない」と答えた人は232人、「はい」と答えた人は268人という結果になった。「はい」と答えた人の頻度を見ると、「毎日」が74人、「ほぼ毎日」が56人、「週に数回」が138人となり、毎日リモートワークをしている人は約15%いることが分かる。
また、「リモートワークを続けたいか」と質問したところ、「はい」と答えた人は389人、「いいえ」と答えた人は111人という結果であった。年代別では、20代がわずかに多いものの、他の世代とあまり大差はなく、ほとんど横並びであった。
リモートワークの不満1位は「オンオフの切り替えが難しい」
続いて、「リモートワークに対する不満」について聞いたところ、1位が「オンオフの切り替えが難しい(100人)」、2位が「集中が続かない(78人)」、3位が「運動不足になる・太る(64人)」という結果になった。リモートワークでは、メリハリの難しさを感じている人が多いことが分かる。
集まったコメントは次のとおり。
リモートワークのメリット
- 個人の裁量・判断によって効率よく仕事ができること(30代女性)
- 通わなくて良いので時間的にも精神的にもゆとりができることです(50代男性)
- 移動にかかる時間やコストが減り別のことに使える(40代男性)
リモートワークのデメリット
- 光熱費などが負担になるところ(50代女性)
- オンオフの切り替えが難しいところ(20代男性)
- 対面でのコミュニケーションでの連携が取りづらいこと(40代女性)
「リモートワークを続けるべき」と考える人は約7割
最後に「企業はリモートワークを続けるべきか」について聞いたところ、「はい」と答えた人は344人と約7割であった。「どちらとも言えない」は133人、「いいえ」は23人となり、リモートワークが不要だと考えている人は少ないことが分かる。
「はい」と答えた理由
- 一人で黙々と作業するのならオフィスに出社する意味はないので、職種や仕事内容によってはリモートワークを続けないと人材が離れていく(40代男性)
- リモートワークが当たり前の状態になれば転勤の必要性もなくなり、「仕事の中に生活がある」状態ではなく「生活の中に仕事がある」という本来の生き方に戻せるため(50代男性)
- 煩わしい人間関係から解放されるから(40代男性)
「どちらとも言えない」と答えた理由
- コミュニケーションが取りづらい点があり、会社であればすぐに確認できたり、作業できたことがスムーズに進まないことです(40代男性)
- 企業によってリモートでできる仕事とできない仕事、効率の良い仕事と悪い仕事があると思うので(60代以上男性)
- やはり自宅だと仕事環境が整っていないので、職種によると思います(40代男性)
「いいえ」と答えた理由
- 仕事とプライベートは環境そのもの、仕事場である会社や事務所とプライベートである家は分け、メリハリをつけるべきだと思うからです(50代男性)
- 営業日に休日を取っても、皆が知るシステムがなかったため、仕事のチャットが入ってきて、結局仕事をしていた(40代女性)
- 皆がほぼ仕事をしないで遊んでいるため、業績が下がっているからです(40代男性)
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