NEWONEは、25卒入社者を対象とした、職場に関する意識調査を実施し、その分析結果を調査レポートとして発表した。
推せる職場の割合と定義
“推せる職場”とは、「前向きに貢献したい人たちが主体的に集まり、他者に推薦したくなる職場」と定義している。同レポートでは、新入社員が「現時点で人におすすめしたくなる職場」と定義。同調査にて、入社先を人に勧めたいか質問したところ「とてもそう思う」が19.9%の41名であり、まだまだ改善の余地はあると思われる。
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オススメ度が高いほど、貢献意欲が高く、成長期待もある
自ら選んだ企業が“推せる職場”だととらえている新入社員は、“それ以外”だととらえている人に比べて「積極的に職場に貢献したい」割合が51.3ポイント高くなり、その組織で臨む成長が「期待できる」と考える割合が、それ以外の人に比べて65.3ポイント高い結果となった。
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オススメ度が高いほど、長く働きたいと感じており、他社への迷いも少ない
推せる職場だと感じている人は、それ以外と感じている人に比べて「長く働きたい」が92.7%で、13.9ポイントも高い結果に。また、「他社に対する迷いもない」が61.0%で、30.1ポイントも高く、迷いなく働いていこうとしているのが分かる。
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初期接点と推せる職場の関係
推せる職場だと感じている場合、それ以外と感じている人に比べ、「元々知っていた」が20.8ポイント増、「広告で知る」が6.1ポイント増と割合が高く、自分で申し込みをしているという行動が、勧めたくなる心理に影響している可能性が分かった。
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内定受諾時期と推せる職場の関係
内定受諾の時期は、「24年4〜6月」が40.3%と最も多い結果となった。大学3年生である「2023年以前」に決めている人も6.8%いることが分かる。その中で、「推せる職場」はそれ以外の職場の内定受諾時期よりも、「3月以前」が27.6ポイント高く、早期選考のほうが「就職先は推せる職場である」と感じる傾向がある。
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入社決定理由と推せる職場の関係
働く職場の意思決定の理由は、推せる職場は「興味ある職種や仕事内容」が最も高く、それ以外と比較したときに「風土や働く人への共感」が30ポイント高い結果となった。勧めるうえで、風土や働く人の重要性が高いと推測される。
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入社を決めたことに対する満足度と推せる職場の相関
推せる職場だと回答している人のほうが、入社を決めた満足度において「とてもそう思う」が58.1ポイント高く、意思決定の満足度の高さが勧めたくなる要因になっていると推測される。加えて、推せる職場(オススメできる職場)と入社決定満足度の相関は0.627と高いことが分かった。
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内定後フォロー施策に対する満足度と推せる職場の相関
全回答者の90%以上が、「内定受諾後に企業からフォロー施策があった」と回答した。推せる職場だと回答している人のほうが、フォロー施策の満足度に対して「とてもそう思う」の割合が66.4ポイント高く、フォロー施策に対する満足度が勧めたくなる要因になっていると推測される。
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なお、調査の概要は次のとおり。
- 調査期間:2025年3月14~16日
- 対象:25年新卒入社者 206名(男性103名、女性103名)
- 調査方法:調査会社のモニターを用いたインターネット調査
- 調査内容:25卒・職場に関する意識調査
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