Preferred Networksは、「就職活動におけるAI面接に関する実態調査」の詳細結果を発表した。
面接官との相性や運で合否が左右されるという「面接官ガチャ」を感じた経験は、就活生全体で44.5%。面接を受けた企業数別では、1〜2社で38.5%、3〜5社で55.2%、6社以上で60.3%と、面接経験を重ねるほど高い。
対人面接で不公平を感じた経験がある就活生は75.6%で、最多は「面接官によって質問の難易度や厳しさに差があると感じたとき」(33.1%)。「面接官の態度が悪かったとき」(29.5%)、「面接官の好みや機嫌によって評価が左右されていると感じたとき」(26.6%)が続いた。
AI面接を「公平」とする割合は51.9%。受検者に限っても57.4%(未受検者49.0%)にとどまる。
受検者が挙げたメリットの上位は「日時を選ばず、好きなタイミングで受検できる」(42.6%)、「交通費など金銭面的に余裕ができる」(38.0%)、「場所を選ばず、移動時間を短縮できる」(34.3%)と利便性が中心で、「面接官の主観や偏見に左右されず、客観的に評価される」は17.6%だった。「メリットを感じない」は受検者14.8%、未受検者33.0%で、受検経験の有無で大きな差が見られた。
懸念・不満では、「相手の反応(表情や声色)がないため、伝わっている感覚や話の引き際が分からない」(受検者43.5%、未受検者37.0%)が最多。それに「社員との対話ができず、会社の雰囲気や社風が分からない」(受検者33.3%/未受検者31.0%)、「通信トラブルやシステム不具合で正しく評価されない不安」(受検者32.4%/未受検者23.5%)が続いた。受検者の受検後の感想では「日程調整がスムーズで自分のペースで受けられた」(38.9%)と並び、「反応がなく、話の終わらせ方に困った」(33.3%)が挙がった。
AI面接の選考結果に「納得した」受検者は51.0%で、未受検者の想定(31.0%)を20ポイント上回った。一方、受検者の40.7%は「納得していない」と回答。選考結果に納得した受検者の67.3%がAI面接を「公平」と評価したのに対し、納得していない受検者では45.5%と、納得感と公平性の評価が連動していた。納得していない理由には「同じ質問を何度もされた」「話の途中で次の質問に移られた」などの声。
「AI面接の方が緊張する」は、未受検者の想定16.0%に対し、受検者の実感は35.2%。AI面接が「今後普及する」とした割合は受検者74.1%、未受検者48.5%だった。
普及上の懸念では、受検者は「模範解答の丸暗記やキーワードの競い合いになる」(39.8%)、未受検者は「熱意・人柄が評価されない不安」(36.0%)が最多だった。
同調査は2026年9月7日〜18日、2027年卒として就職活動を行った22〜27歳の就活生308名(AI面接受検経験あり108名、なし200名)を対象にインターネットで実施。本調査の「AI面接」はAIとの双方向の対話形式の面接を指し、録画面接は含まない。未受検者はAI面接に関する設問にイメージ・想定で回答している。
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